未だ分からないけど

吉本ばななさんの「デッドエンドの思い出」を読み終えた。

これはいくつかの短編小説が一つに纏められているものである

 

私は、これを読み終えた時にそれぞれの小説の主人公はみんな違うようでどこか似ているところが素敵だと思ったし、彼女たちの生き方に共感した。

 

誰かと恋愛をするのは大変なことなのだろう。私は未だその経験がない。この小説は一般的な恋愛小説とは違い、それぞれの「リアル」を感じる。多分それは恋愛におけるキラキラな部分よりも影の部分の方を多く描かれていたからだと思った。一度考えると女の人を「穴」だとしか思えなくなる男、結婚を急ぎすぎる男、婚約者を捨て違う女と婚約を結び直した男。色々な男の人が出てくる。これは、この人たちがいけないのではなく男の人を抽象的に見て描かれている結果だと思う。私は女なので本当のことはわからないけど。

 

これを読んで切ない気持ちにもなったけど同時に私にも自分のことをわかってくれなくてもいい、でも人生を一緒に終えられる人と出会いたいと思った。

 

 

 

なんか格好つけて書いて見たけど難しい。上手く文章を紡げる人になろう